大事なのは世界観。テーブルフォトで画を作り込む方法

2019年6月14日

こんにちは ossoです。
わたしはテーブルフォトが好きで、お仕事でも素材が足りないなと感じたら自分で撮影することもあります。そんな光景をツイートすると結構反応いただけるので、今日は小物の選び方や世界観の作り方の説明をまとめてみました。

今回は、印刷外注したデザインが届いたので、全体イメージと使用イメージを撮りました。

どんな世界観にするか決める

まずはターゲットを確認

商材は手帳に貼って楽しむ”日付シート”です。撮影した写真はインスタグラムとショッピングページで使います。お客様は写真を見ただけで、使用感や作品の世界観まで想像されます。

どんな画にするか考えます

年齢層(これはインスタグラムをビジネスアカウントにすると集計されます)やフォロワーさんが普段好んで見ているアカウントなどから、どんなテイストがいいか想像します。

これらから決定した世界観は以下の通り。

・俯瞰アングル
・とびきり明るい
・スタイリッシュ
・作品を貼ってお洒落に手帳ライフを送っている女性のデスク
・インスタ映え・SNS映えを狙う

これを元に、いっしょに写し込む小物をセレクトします。

小物はいろいろ集めてます

小物は大体100円ショップや雑貨店で見繕います。
ほかにも旅先で出会った可愛いお土産とか、結婚式のプチギフトだったりとか、使えるかもしれない!と思ったものはストックしています。
使い勝手のいいものをいくつか挙げると

くすんだ色味のもの

色を目立たせることなく存在だけ感じさせる

造花

枯れることも散ることもないので長く使えます。茎を自由な形に曲げて整えることもできるので便利。

木・シェル素材

温もりがある画になる

英字ペーパー

古書や新聞

カラーペーパー

背景を変えたいときに便利

アクセサリー

生活感を少しだけ出したい時、見切れるくらいの位置にさりげなく置く

どれも、手間なく手に入るものばかりです。

今回は「手帳ライフを楽しむ20~40代の女性」を意識しての撮影なので、

造花

クラフト素材のトラベラーズノート

マスキングテープ

シェル素材のトレイとアンティーク調の文具

を選びました。
マスキングテープは画の中でも貼ってもよし置いてもよしなので、色違いでいくつか揃えておくと便利です。

画面に映らない部分にも小物を配置して

撮影中の机の上はこんな感じで小物が散らばっています。
小物も組み合わせを変えてみたり色を揃えてみたり試行錯誤を繰り返します。

シーンをファインダーで切り取る感じで撮影するので、画面に映らない場所にも小物を置いて、場の雰囲気を作っています。例えば置いた小物の影がすこし映りこむことで、「まだ外にもこの世界(観)が広がっている」と感じることができます。
そしてなにより、撮る側の意識作りとしてセッティングにこだわります。

周囲まで作り込んでおくと、ちょっとシーンをずらしたくなった時にもすぐ対応できて便利です。
実際に使っている風に小物とメイン商材を配置したら、ファインダーを覗きながら微調整します。
構図のほか、影の入り方や気持ちが上がるかどうかという心理的なポイントもチェックします。

撮影はたっぷり

ファインダーで覗いたイメージと、PC上で見るイメージは異なります。
それはスマホで見るときも同じ。
インスタグラムのように正方形にトリミングするとさらに変わります。
たくさん、微妙に角度やピント位置の異なるショットを撮っておき、現像・レタッチとトリミング作業を行います。

そうして完成したのがこちらの3点です。

撮影所用時間:30分くらい。
撮影機材:Canon EOS 6D
絞り:F3.2
SS:1/125

まとめ

今回は撮影時の世界観の作り方についてまとめてみました。
ポイントは

・何に使うか、どこで使うか、誰が見るかを確認
・目的にあわせて小物を選ぶ
・広い場所でセットを展開する
・たくさん撮る

ターゲティングから自分の中でルールを決めて挑むと、例えばSNSで継続的に公開する場合でも世界観の統一が楽になりますよ。

About me

ブランディングデザイナー/売上コンサルのossoです。ウェブを使ってオリジナルブランドを展開したい女性起業家の方へ、マーケティングとクリエイティブの力を掛け合わせて「理想のお客さまをお得意先に」するためのお手伝いをしています。 「すべての選択は叶えたい未来へのチケット」であることをコンセプトに、らしさでブランド力をあげ、寄り添いで売上を上げるデザイン制作と、作るだけにとどまらないきめの細かいサポートを行なっています。