今月のおすすめ6+1冊 | デザイン&マーケティング関連書籍【2019/07】

7月に読んだデザイン・マーケティング関連書籍の中からおすすめのものをご紹介します。

デザインで地域を元気にする、プロジェクトと仕掛人たち

現在進行中の案件の参考にするために手に取った1冊。
地域に埋もれがちな伝統工芸や農産物を、ブランディングを通して光をあてた事例がたっぷり載っています。
事例・手法のみならず、デザインや組織戦略に落とし込むまでのストーリー、デザイン例も合わせて掲載されているので、時系列を追って学ぶことができました。

もっと! 女性の心をつかむデザイン

こちらも、案件対応の参考に。(半分趣味)上質なデザインをたっぷり見ることでわたしのHPが回復します。「目的」「タイミング」「効果」なども掲載されているので、パッケージ変更を検討されているクライアントさまへの提案に活かします。

「売る」から、「売れる」へ。

周りのクリエイターさんたちがこぞって絶賛している良本。
やっと読了しました。デザイナーならぜったい読んでおくべき本。
大学での講義そのものを、口語体で記されているので堅苦しいタイトルの割にさくさくっと読めます。
モノを「売れる」状態にするためにブランディングが与える効果、その手法がたっぷり・・・あまりネタバレになるのでぜひ手に取ってみてくださいね。

現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲る ランディングページ

先月もご紹介した本ですが、とてもわかりやすいのでいつでも手にとって読めるように単行本を購入しました。iPhoneで読むには誌面レイアウトが私好みでなく、単行本の方が理解が深まりそうだと思って・・・いたのですが、単行本だとショッキングピンクが目に刺さります。
Kindleで読むときは、誌面の色をクリーム色に設定しているので実物のピンクがこれほど鮮やかだとは気がつきませんでした。
でも、内容はいいです(2回目)。サイト設計の前段階であるマーケティングの部分にもしっかり触れているので、LPの全体を捉えることができます。

〈アイデア〉の教科書 電通式ぐるぐる思考

わたしはなにかオーダーを受けたら、クライアントに頼まれたものだけでなく、もっといい形に収まる提案ができないかな、と一通り考えるようにしています。
新しいアイディアを出す方法として、何度か読んで定着させたいと思います。

+もう1冊

日経デザイン 2019年6月号

デザインだけでなく、マーケティングや戦略事例など最新の情報が載っている日経デザイン。2019年6月号は「デザインドリブン・イノベーション」がわかりやすく特集されています。
デザインドリブン・イノベーションは、すでにあるモノに新しい価値を与えてイノベーションを引き起こす考え方。デザインは問題解決のための手段ですが、問題設定そのものを見直すことで新たな気づきを得ることもできます。
例えば既存商品の販促の方向を修正したいときなどにこの思考が活用できるのではと思います。

まとめ

今月は、進行中の案件にすぐに活かせるテーマの本と、知識を深めたい分野の本を中心に読みました。
中でも、ブランディングについては3種類の考え方に触れることができました。
従来のプロダクトアウト&マーケットインの歴史、その2つをミックスしたもの、そしてデザインドリブン。
さらに、ブランドとは何かを捉えて成果に落とし込んでいく事例もたっぷり見ました。

ひとことで「デザイン」「制作」と言っても、歴史も思考の系統も様々です。
様々な先人偉人の事例を学んで、自分が大切に考えている”エンドユーザーの悩みも解決するためのデザイン戦略”がもっと深いものになるように咀嚼していきたいと思います。
実は、本以外にも現役クリエイター・マーケターによる動画でここに紹介した以外にも様々な思考に触れてたので、8月はその動画で紹介されている本も読んでみたいです。

About me

ブランディングデザイナー/売上コンサルのossoです。ウェブを使ってオリジナルブランドを展開したい女性起業家の方へ、マーケティングとクリエイティブの力を掛け合わせて「理想のお客さまをお得意先に」するためのお手伝いをしています。 「すべての選択は叶えたい未来へのチケット」であることをコンセプトに、らしさでブランド力をあげ、寄り添いで売上を上げるデザイン制作と、作るだけにとどまらないきめの細かいサポートを行なっています。